普段いろんなトコで動いている少年達。 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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                ・全身 　

・表情集

参考イラスト・全身：くろば・Ｕ様
表情集：うえさきタケ様

□基本

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エミリット財団の創始者テオキスとその近隣の村に住んでいた村娘キースの長男として生を受け、生後の「検査」で悉く低い成績だった為薬物の実験に回される予定だったが、
それを知った母：キースの命を賭けた逃避行の末次元を繋ぐ「異空穴」を経由し20××年の日本、東京都の山中に流れ着いたところを児童養護施設の職員に保護され、日本人として生活する。

中学１年生の時にある事件で姉のように慕っていた女性を失い、彼女という愛する存在を奪われ復讐の悪鬼と化した親友をあるべき道に戻すため、そしてその仇を討ち、深い溝で隔てた弟との絆を取り戻す為…生き別れた母親を知る為「異空穴」に飛び込み、
かつて生まれた剣と魔法の世界に足を踏み入れ、壮大な冒険の第一歩を踏み出した。

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□現在進行

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半年の壮絶な修行の末弟エアリアルとの一騎打ちに臨み、ごく小規模とはいえ無人島ひとつを壊滅させた激戦の末相打ち。
ジュリンノが意識を失う瞬間まで見せた執念は、エアリアルの心に如何なる敗北をも越える屈辱と苦悩を刻んだ。
それから一月の療養を経て、同じく半ば強引に療養を終えた弟に再会を誓い、一瞬立ち止まり去り行く弟の背を見送る。

改めて自由の身となり、彼女の仇と親友の行方を求め、再び世界を旅する。

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□身体データ

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種族　人間
年齢　13歳
性別　男
身長　163ｃｍ
体重　59ｋｇ

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□外見

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明るい金の短髪に胸にかかる程度のもみ上げ
金色の瞳に年齢相応の顔立ち。
濃い藍色のマントを羽織っている。
黒い半袖の上着の中に白いロゴ入りポロシャツ
同色の着古したズボン腰に一振りの剣を差している。
右腕付根あたりに様々な宝石が飾られた金色のブレスレット。

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□性格

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「年齢相応」の四文字を体現するかの如く振舞う。
年齢相応に活発で、年齢相応に軽薄で、年齢相応に繊細で、年齢相応に初心で、年齢不相応に逞しい。
独特の訛りの強い言葉遣いが特徴だが、今まで育った児童施設のある職員の影響。

その場の気分次第でちゃらけた態度や物言いを繰り返すお調子者だが、時に斜めに構えたがってクールや飄々、達観を気取って周囲から一目置かれようと打算を働かせたりする事も。この年頃によくある「疾患」の真っ最中である。
だが、演技派を気取るには少々感情的過ぎるので、自身の何かを貶されたりすると呆気なく素を晒して一層恥をかくオチに終わる事が多い。
時にそれが高じて、結果として無神経な発言をしてしまう事もままある。

助平心も旺盛で、そのテの知識は兎に角広く、深い。
無粋に恋愛や色気沙汰を語ったり、自分好みの異性の前だとあらぬ妄想を炸裂させたりする。
好みのタイプは、外見・中身共に女の子っぽさがある子。所謂お嬢様、お姫様。同年代ならなお歓迎。
しかし、「運命の人」である少女に想いを抱いてからはは薄れており、口では女好きの如く振舞うが本心はそれ程ではない。
性概念に於いても性根は純情かつ脆く、逆に女性から迫られようものならたじろぎ弄ばれる典型的なお子様。
場合によっては生理的な恐怖や嫌悪すら催す。特に大人の女性相手だと顕著。

自身の欲求にはこの上なく素直だが、逆に相手からの誠意や誠意を向ける事については不慣れで、直接的な表現で謝意を語る事に強い抵抗を持っている。
なので、それを告げたり受け止めたりする際は露骨にぶっきらぼうな態度をとったり、やたらと気取った表現で済ませようとしたりと、素直になれないところも。
プライドも異様なまでに高く、それが絡むと融通が全く利かなくなったり、露骨に怒ったりと激しい反応を示すコトも。

乱暴でガサツな印象を受けがちだが、児童施設ではそれなりの長兄役だったコトもあってか、
困っていたりする者には何だかんだで面倒を見ようとしたがる事もある。自分より年下な幼子相手ならば尚更である。

また、好意を抱いた者は特に強く大切にし、それを傷つける者には容赦はしない。
男女問わず、目をつけた相手には満足しきるまでどんなに邪険にされようとしぶとく接する。
逆に嫌悪を抱いた者には露骨に怪訝に接し、皮肉や嫌味を自ら浴びせかけたり、好き嫌いに対する態度に遠慮は少ない。
たとえ相手が自分好みの異性であろうと、全くの例外ではない。


一方、命を賭けた戦いや凄惨な経験の中で、倫理観や死生観が年齢から逸しつつある所があり、
どんなに悪辣な敵であろうと命までは奪うまいとする…が、「殺らねばならない」と誓った相手は手にかける事も辞さない。

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□装備

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【イビルワイヴァー】
半片手剣に近い剣。常に腰に提げている。
鞘から抜くと七色の粒がちりばめられた漆黒の金属を芯に、透き通った刀身が姿を見せる。
柄の宝玉には、旅の中で出会った亡き天使リシュオン…の魂の「残骸」が眠っている。
元々はラルの愛剣だったが、彼女の死と共に彼ともう１人の友に託された。
しかし、友は復讐の為だけに穢れて生きる自分が持つべきではないと、決して抜くことなく守り続けるようジュリンノに託した。

当初は敬愛する彼女の一振りを未熟な自分が操ることに強い躊躇があり満足に扱えなかったが、旅の中でそれが単なる臆病でしかなかった事を知り、剣として在るべき姿を顧み、そして己が道を切り開くに欠かせないモノである事を認識して以降は完全に払拭。

ラルは出所をまったく語らず息を引き取った為、この剣の所以は彼も知らない。
しかし、黄昏の中剣を遠い眼差しで眺め、如何なる情ともとれぬ虚しい溜息を零すラルの姿を幾度か見てきた。
この剣にはきっと、きっと何か重大なヒミツがあるハズ。それがいつ明かされるかは分からないが、今は己の一振りとして、立ちふさがる強敵を倒す為存分に振るう。

剣の名前も知らされていない為、現在は『デュランダル』と名づけている。

以下、イビルワイヴァーの詳しい機能についてはこちら

【陽光の羽衣】
異世界での旅の途中、ひょんな事から出会った男に師事し男の元から離れる際に譲り受けた。
ただの飾りとしてではなく、布自体が生物から発せられる神経命令を感知しありとあらゆる形（ただし防御面の命令への適正が高い）に変える性質がある。

命令を込めれば布は鋼鉄の如く丈夫になり相手の攻撃を遮断する。伸びろと命令すれば広範囲に伸びる。また闇．邪悪．冷気の属性の干渉に対する防御力は特に高いので、寒冷地に訪れた時は強力な防寒具と化す。

当初はこの性質が中々理解できずにいたが、数々の実戦を重ね今ではかなり応用を利かせた使い方も出来るようになっている。

【マテリアル・ソーサリアリング】 
右腕の付け根に装着している腕輪。見事な装飾のなされた黄金を地金に、夫々の属性を象徴する聖石がはめこまれている。

『炎』の象徴：エルダーガーネット
『水』の象徴：セレネットマリン
『風』の象徴：シルフィスオパール
『地』の象徴：クラウンダイヤモンド
『光』の象徴：エンシェントトパーズ
『闇』の象徴：アビスアメジスト

の6つ。

世界の地底の次元に在る言われる『ジャティスフォール』なる深淵の世界に伝わる秘宝が１つだったが、そこの蹂躙と支配を目論む
巨悪の打倒に貢献した功績を讃えられ贈られた。
素材となっている金属、聖石共に硬度が非常に高く、並大抵の攻撃をものとしない為防具としてもそこそこ強力

だが、本来の用途は防具にあらず、聖石に秘められた各々の属性の魔法力にある。
装着した術者の魔法力にこれらの属性の魔法力を付加する事で、術者の魔術の属性に影響を及ぼす。
術者の魔法力と聖石の魔法力が同量になった場合、術者が放つ魔術は完全に聖石の属性に変換される。
これにより、擬似的にだが術者は地水火風光闇、6つの属性の魔術を操ることが可能となる。

但し無制限に変換できる訳ではなく、変換のたびに聖石に秘められた魔法力を消費する。
聖石の魔法力が尽きると聖石は輝きを失い効力を発揮出来なくなり、再び使用可能にするには術者本人の分と別個の魔法力を供給しなければならない。
夫々の聖石が貯蔵できる魔法力量は、一般的な上級魔術4～5発分程度。
無論、術者本人の魔術の規模が大きい程聖石の魔法力も相応に消費する為、無闇な変換はすぐさま枯渇を招く。
各々の属性の特性についてはこちらで。

また、夫々の属性を操れるか否かは術者本人の属性に対する技量力量に依存する。
腕輪の裏側は特殊な生地で覆われており、装着者の肉体組織と同化する事で盗難を防ぐ。
装着者が腕輪に触れて念じれば同化が解け、取り外しが可能となる。

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□体質．戦闘

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潜在的な素質を図る生後の「検査」で悉く低い成績だっただけあって、元々は正真正銘の凡人だった。
強いて挙げるなら、魔法力に対して若干敏感な体質である事くらいだが、それすら一般人でも決して珍しくない程度のものであった。

しかし、東京で暮らしていた頃轢き逃げに遇い瀕死の重症を負い、通りかかったラルの治癒術に救われた際、彼女の強力な魔法力の干渉を受けた事で彼の体内でラルの魔法力に敏感に反応し続け、やがて彼に魔法力を操る素質をもたらした。

戦いと言えばゲームや漫画のそれしか知らなかった彼は、ラルから魔法の心得を、渡った世界で名だたる傭兵から剣と戦の心得を学ぶ。
旅先で出会った者に一時師事し、彼のような弱き人間の小僧を格好の糧とする魔物や強敵と幾度もせめぎ合い、時に生死の狭間をさ迷い、時に無念の敗北に涙し、時に薄ら甘き心得を強く弾劾され、遂には高き素養と実力を持つ周囲に対する強い劣等感に苛まれ自暴自棄になりかけ…脆弱であるが故に幾度も挫折と敗北、数多の刻苦を重ねた。
だが、それ以上に持ち前の執念で堪え、数少ない友人の支えで立ち上がり実力を身につけていき…
気づいた時には、今迄はるか遠くに見据えていた筈の「強者の域にあると評されていた。　

しかし、その事実に鼻をかけ、胸を張って得意の高笑いはしなかった。
同時に「強者である以上、周囲への振る舞いと自身への心構えを持たねばならない」と諭された事もあるが、何より目的は何一つとして果たされていなかったからだ。
弟との絆も、親友との再会も、母親との出会いも、敵討ちも…何一つとして、果たされていない。

彼の実力は、留まる事を知らず更なる昇華を続けてゆくだろう。
己が目的が全て果たされるその瞬間まで。立ちはだかる未知の強敵に立ち向かい、勝利を以って未知の道程を切り拓く為に。




面倒ごとを嫌う性分故、基本的に争いごとは避ける。
一触即発な雰囲気になれば説得したり、時には相手の戦意を削ぐためにおどけた態度で茶化したり、なりふりは構わない。
しかし、戦うべきと判断すると一変し、躊躇なく対峙する。

常軌を逸した精神力と生存本能を持ち、反発心の強さもあってか追い詰められる程力を発揮する。
これが彼の勝利と生存を支えていると言っても過言ではなく、自分を遥かに上回る強敵相手に今まで生き延びてきた。
それ故、緊迫時における判断力の高さや機転の鋭さは年齢に見合わないものがある。

極度なまでのアルコール過敏症で、酒を飲む事はおろか酒気を多めに嗅ぐだけで即刻悪酔いに陥る。
その為、酒場の類にはあまり近寄らないようにしている。付属施設と一緒の場合は止む無く入るが、長居はしたがらない。
その耐性の無さは、日頃の消毒液の類にすら気を遣う程。

＜魔法＞
元々は光属性の魔術を中心に操っていたが、ジャティスフォールでの闘いの中、己に植え付けられた強大な闇の支配を乗り越えると同時に昇華を果たす。
単なる光を超えた真なる輝き、『聖（ひじり）』である。
「光属性」よりも遥かに属性的な影響が強く、同じ威力の魔術でも結果的におよぼす影響に大きな差をもたらす。
特に『闇』に位置する存在への影響は強く、『聖』の魔法力を纏うだけで低級な魔物を寄せ付けない程。

単純な属性を凌駕した域にある力を持つ者自体はおり各界で著明な活躍を見せているが、その殆どが先天的な適正と素質によるものである。
彼のように後天的に、まして先天的な素質を持たない凡人がこの素質を得たケースは全く報告されていない。

このチカラに昇華すると同時に、体質にも大きな変化と強化がもたらされている。
多くの毒素や酸・塩基に対する強い肉体的耐性を手に入れ、特に精神干渉のチカラに対しては持ち前の精神力や自我の強さも相乗して極めて高い耐性を誇る。
深層心理への暗示などにも同等の耐性を誇り、睡眠時であっても例外ではない。
その血肉も『聖』の強い干渉を受け、吸血鬼や悪魔などの闇の眷属にとって、彼の血肉は強酸にも勝る猛毒である。
(※こちらについては、お相手PL様の判断に一任致します。相手PC様の行動や反応などを強制する目的のものではありません)

他にも幅広くかつ強力な治癒術・身体強化の魔術を扱う。
マテリアル・ソーサリアリングの効果で『聖』以外の多くの属性の魔術を扱える状態になった。

彼の魔術は詠唱を必要とせず、体内の魔法力を凝縮・練成するコトで魔術として放つ「リディラウス術式」と呼ばれるもの。
魔術の発動によって体内の魔法力が分散し希薄になると再び凝縮するまでに一定の時間が必要で、余程技術や集中力が高くなければ静止状態でないと安定した凝縮が難しい為、詠唱が不要だからと言ってそれの上位変換というワケではない。
彼も今の技量では、動きながらの魔法力集中はやや時間がかかる。

＜剣術＞
普段は、主にデュランダルでの接近戦を基点にする。
元々戦とは無縁な日本で過ごしていたのもあって剣の握り方すら知らない有様だったが、旅立った直後に世話になった傭兵にサバイバル技術や体力鍛錬と共に基本を叩き込まれ、その後は命賭けの実戦や友達との修行を経て、短期間で飛躍的な成長を遂げた。

当初肉体能力は年齢相応だったが、「肉体強化の魔術を施した上で、自身に強力な地属性の重力付加を施し日常を送る」という常軌を逸した鍛錬を半年間積んだ結果、強烈な圧力によって肉体強化の魔術が体内に浸透し、「常に肉体強化の魔術を施した状態」の肉体を得ることに成功した。
無論、そこから更に肉体強化の術を施してでの肉体強化も段階的に可能。

＜ミラージュ・セレニティ＞
現代日本で過ごしている間に偶然出会ったクレーンオペレーター「ハヤシ　サトル」と名乗る男から伝授された。
…のは良いが、漸く基礎中の基礎を習得したところでサトルが「引っ越して」しまった為、後の鍛錬は彼が自力で行う事になる。

ジャティスフォールでの闘いを経て精度を大きく引き上げた他自身の適正傾向も把握し、周囲の存在の感知のみならず一点に意識を凝縮させる事で相手の力の流れなどもある程度把握する事が可能にもなった。
周囲の存在感知に至っては、特に意識をせずとも常時発動出来るようにもなった。

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・ジュリンノの使用技
・ジュリンノの逢瀬録 

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・全身   　　
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参考・全身画：くろば・Ｕ様
表情集：うえさきタケ様

□基本

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エミリット財団の次男として生を受ける。
ある少数民族の集落を財団が襲撃し、一族の中で最も強い力を秘めた「雷の巫女」として崇められていた娘を拉致し、長であるテオキス自ら彼女のあらゆる尊厳を奪い、懐妊させた末に誕生。
娘はエアリアルの誕生直後、口封じの為に毒殺された。
罪無き己が一族を滅ぼしたエミリット財団を、その長の血を継いだ忌まわしい我が子に、生まれて初めて抱いた地獄の如く怨念を詠いながら…。

出生直後の「検査」でこの上無い成績を叩き出した彼は財団が誇る＜戦力＞の１人として育てられ、その卓越した戦闘力で世界各地にて大規模な破壊、殲滅行動を繰り返し裏社会にも名を轟かせていたが、ある日突然に裏社会の書類からその名を消し、現在は何にも属さぬ自由の１人として世を渡っている。

財団本拠地の中で、余りに高い戦闘力と自分似の冷酷な思想と余計な感情を身に付け、やがて自身の立場を危ぶむ可能性を見出した実の父親によって抹殺されたのでは…という噂話が時折囁かれているが、真偽を知る者は限られている。

ジュリンノの腹違いの弟にあたる。

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□現在進行

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三度再会した兄ジュリンノの布告に応じ絶海の無人島で激戦を繰り広げ、想像以上の実力と自身への執念に燃える兄に魂の奥底から恐怖し、全身全霊を賭けるも相打ち。

   …己が最も見下し、蔑み、己より"下"であるべきと定める唯一絶対の存在、ジュリンノ。
奴は半年の間で己の全力でも退けられない程の実力を…かつてまでにない”兄”としての執念を叩きつけてきた。
かつて己がしたように剣を叩き折られ、全力を以ってしても相打ちまで追い詰められたという現実を突きつけられ、格下として見下す術を絶たれ、否応なく彼と対等に向き合わねばならなくなった。

だが、一度拒絶され、己が負の炸裂の切欠となった兄をどう受け容れれば良いのか。
たった一度の勝敗で掌を返し兄と慕う事は出来ず、実力での拮抗を許してしまった以上格下と罵り目を背ける事もできない。
叩き折られた極鋼鉄の剣の如く二つに割れた精神で、どう兄の顔と向き合えば良いのか。
何も解らぬまま、癒えきらない傷を抱えて兄と別れた。逃避の如く、

また必ずお前の前に姿を現す、という高らかな宣言をその背に受けて。

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□身体データ

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種族　人間
年齢　１２歳
性別　男
身長　１５７cm
体重　５８kg

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□外見

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尖って跳ね気味の青かかった銀髪
凶刃の如く鋭さと不自然な眼光を持つ、鋭い顔立ち
白銀の外套
透き通るかのような空色の上着
ベージュのニッカポッカ
特殊金属をはめ込んだ、戦闘用の靴

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□性格

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エミリット財団が長である父の血を色濃く受け継いだ為か、常人離れした倫理及び感性を持つ。

幼少の頃から虫や小動物の死に悲しみを抱かず、如何な方法でなら最も確実に、最も苦しめた上で殺められるかを模索に明け暮れていた。
相手が人間でもそれは例外ではなく、殺害の対象と見るや否や、地を這う小虫を何気なく潰して渡るかの如くその命を奪う。
他人の命を平然と天秤や順位にかけ、優先順位が低いと判断するや否や、その者が如何なる窮地に陥ってもさも当然の如く見棄て、手にかける。
但し、あくまで「殺る」と決めた者相手ならばの話で、普段は下記するよう相手との談笑や触れ合いに歪な愉悦を模索し続ける。

他人との触れ合いに於いても、父親譲りの歪んだ打算や価値観を以って、己の愉悦を第一に接する。
相手が己の手により翻弄される姿を至高の愉悦にしており、常相手の足元をすくう言動や挑発的な仕草を自在にこなし、”隙”をうかがう。
その為なら相手の尊い過去や思い出にすら土足で踏み荒らし、時に相手の尊厳すら踏みにじりにかかる痛烈な嫌味や皮肉を飛ばす。

しかし雰囲気や行間を察した上でそれを潜めて相手に合わせたり、気分や話題次第ではそういった一面を見せず他愛ない談笑に終始することも。
故に、常に相手を見下しているように見えるが、その中でも相手の仕草や反応の一つ一つを的確に観察しており、貶しはせど侮りはせず、学ぶべきと判断したものは素直に取り入れる。

同時に、高い実力を持ちながらもそれに驕ることはせず、戦いの中で学ぶべきところがあれば取り入れ、敗北を喫してもそれすら糧に成長しようという貪欲さも持ち合わせる。

一方、親しみを抱いた者に対しては、打って変わって親身な一面を多く見せる。
父親が持たない数少ない一面であり、おそらく母方の影響と思われる。

逆に自身に対する罵声や嫌味については嗤って流す。
だが、己が大切にしている者を貶された場合は一変。相手がその発言をした事を心から悔いる迄、あらゆる仕打ちを辞さない。
彼自身も同じコトを他人にしているが、一切関係ない。

また、（彼自身がそう感じればだが）義理人情にも密かに篤い。
相手からの手助けを受ければ素直に感謝し、出来る範囲での礼を返す。己の想定外の落ち度で相手を理不尽に傷つけた際は詫び、自ら相手にモノを頼む立場になれば真摯に交渉に臨む。
ただし、お節介と判断すれば如何なる相手の厚意をも容赦なく無碍に踏みにじる。

…ただし、実の兄：ジュリンノに対してだけは、これらの全てにおいて完全な例外である。

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□装備

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【吹雪の羽衣】
白銀の光沢と整った色合いが魅せるマント。ｑ
ただ冒険者としての装飾品としてだけではなく、布自体が身に着けた者の神経の命令を受け、それを如実に再現する性質を持っている。特に攻撃的な命令への適性が高い。
命令を受けると鋭い刃の如く形に変化し、伸縮する性能と併せて彼の主力武器の一つになっている。

元々は大昔に７人姉妹の巫女か令嬢か、そこの所は不明だが彼女らの為に織られた衣の一つであるのだが彼女らが突如失踪を境に世界中で彼女らが羽織っていた衣が次々と見つかった。この吹雪の羽衣もそんな衣の一つであり、エミリット財団が遺品オークションで競り落とし、それを彼の為にマントに加工させ彼に贈った。

【極剛鉄の剣】
腰から提げている剣。
エミリット財団に身を置いていた頃、任務の報酬を片手にとある剣匠に特注で造らせた。
地の魔法力を充填したミスリル鋼に黒鉄、少量のダマスカスを超高熱で調合し、希少な混合剤と達人の手腕で鍛え上げた金属で造られており、硬度・しなやかさでこれに勝る金属は多くは無い。
地の力をこめたミスリル鋼の効力で、ごく僅かではあるが自己修復能力を持っており、刃毀れ程度なら半日で修復する。

…と、武器としては高い性能を誇るが、大枚をはたいて自身の為に造らせたという事で、彼にとっても多少なりとも思い入れのある逸品である。
それ故雑多な戦い、雑多な相手の血で汚れる事を避けており、余程の相手や相応に逼迫した事態と判断しない限りは抜こうとせず、手近な武器や徒手空拳、マントで応戦する。

しかし、兄ジュリンノとの戦いの中彼の渾身の拳によって刀身が叩き割られてしまった。
刀身が砕けた以上自己修復機能など意味をなさず、鍛冶屋で修復をしない限り武器としての活用は不可能。

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□戦闘

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極めて高い肉体能力と強力な雷の素養を持つ母親の長所を多く受け継ぎ、父親から受け継いだ狡猾かつ残忍な打算を兼ね合わせ、戦いに臨む。
基本的に、対人戦では「相手に屈辱を与える」事を最優先としている為、相手のスタンスやポリシーを理解した上でそれを足元から掬うような戦法をとる事が多い。
場合によっては相手に実力を測らせない為必要最低限動作の動作で仕留めたり、カウンター戦法や相手の自滅を狙う事も。

＜魔法＞
母の胎内で雷の素養を存分に受けていた為、生まれながらにして雷属性を超えた真の剛雷『雷（あずま）』を秘めている。
単純な雷属性よりも遥かに属性的な影響が強く、同じ威力の魔術でも結果的におよぼす影響に大きな差をおよぼす。
その強大な雷の流れの前に、並大抵の絶縁の措置は容易く灰燼と帰す。
単純な魔法力の強さも常人を越えており、初級の魔術でも群を抜いた威力をたたき出す。

その一方、雷の加護の強さ故他の属性への適正が殺されており、他の属性の使役は生涯不可能と思われる。

彼の魔術は、リディラウス術式。

＜武才＞
こちらも母親譲りの身体能力で、超人的な身のこなしと力量を誇る。
握力は拳大の石を容易に砕き、腕力は金属の塊すらも拳打で砕き、その俊足は隼をも凌駕する。
それを長年の鍛錬と実戦によって徹底的に昇華させており、上記した計算高さと共に戦場を駆ける。
力量のみならず技量も卓越しており、特に剣術と体術に於いてはきわめて高い次元の攻防・接戦を緻密にこなす。

剣以外の多くの武具の術も徹底的に叩き込まれており、手近な武器…武器ですらないモノですら即席の武器に仕立て上げる。

＜オルデインとの連携＞
相棒オルデインとの連携も戦況に応じて行うことがある。
言葉を交わさずとも絶妙な連携を織り成し、縦横無尽に舞う姿は、戦場に生まれ乱舞する剛雷の権化である。

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エアリアルの使用技 
エアリアルの逢瀬録
オルデイン

    

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参考画・全身画：織生あや様
表情集：うえさきタケ様

□基本

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西大陸の多くを領土とする帝国【ゼーベスト】の皇子。
即位に向け様々な知識を王宮で学ぶ日々を送っていたが、ある少年との出会いと現皇帝である父の判断により、現在は王位を一時預け、放浪の旅に出ている。
期限は即位の資格を得られる25歳まで。

身分を気取られないようにはしているが、万一聞かれた際は『名乗るにも値しない商人の末子』と名乗り、それ以上の事は『家族の事は忘れていたい』という理由で語らないようにしている。

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□現在進行

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放浪の途中訪れた下町にて、ひょんな出会いを切欠に酒場『バニシング・ゾーン』のマスター兼店主として細々と営業している。
成年していない者の酒場経営という前代未聞な無謀を痛感しつつ、ある高位のサキュバスとの約束を果たす為、
未曾有の道を切り開くべく、日々客の舌と気持ちを唸らせる一杯を探求している。

客行きは芳しくなく、金策に苦労する日々を送っているが、自身の決断である挫折すること無く努力を続けている。

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□身体データ

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種族　人間
年齢　１５歳
性別　男
身長　１５９ｃｍ
体重　６１ｋｇ

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□外見

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明るいオレンジの腰迄のストレート
少女然…というより年頃の少女そのものの顔立ち
濃い茶色の頑丈なロングコートを羽織る、
濃い緑のズボンを履いている
水色の宝石が輝かしいネックレスとブレスレッド
時折微かに香水を香らせている事がある。

外見のみならず声も女性そのもの、骨格をはじめとした体つきもある程度女性的な丸みを帯びており、
外見だけでの性別の判別は難しい部類と思われる。
流石に男性特有の「匂い」「気」といったものは隠せない為、分かる者には幾度もすぐ見抜かれている。 
また、下記する男性的な性格や物腰もあって、女性として見るには違和感を禁じえない部分も多くある。

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□性格

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女性的な外見に合わず、男性と皇族らしさを併せ持つ。
自身の外見が女性的な事は自覚しつつも、亡き母である王妃と瓜二つである故、母から受け継いだ誇りとして驕らず恐れず過ごしている。
よく女性と間違えられるが、男性である事が相手に伝わっていないと不都合な事態にならない限り自分から告白する事は無い。
本人に女性的な外見に対する拘りなどは無いのも一因。

自他問わず厳しく接し、厳しい物言い選ぶ事が多い。
特に優柔不断や弱音を嫌い、怠惰に甘んじてばかりいる者に対しては殊更怪訝を向ける。
一度嫌悪した対象はあらゆる感情を向ける労力すら馬鹿馬鹿しいとしており、やむなく接する必要性がある場合を除いて返答はおろか、目線すら合わせなくなるなど、徹底的に接点そのものを持たなくなる。

品の無い冗談や猥談の類も嫌っており、この事から固い性分と言われがちだが冗談や軽口そのものは嫌いではない。


頭の回転や機転に鋭く、皇族としての教育やたしなみもあって理知的な一面を覗かせ、適応力や切り替えも迅速。
俗世での庶民生活にも比較的早く馴染んでおり、一時勤めていたレストランでも多少のトラブルこそあれど、メンバーとの信頼関係を築いている。
咄嗟の判断力や物事の整理にも優れており、酒場の経営に関わる知識を瞬く間にかき集め、諸々の手続きや経理も迅速にこなす。
これらの能力の高さについても、
「父王から首を捻られ、酒場の経営が芳しくない時点でまだ未熟」
と捉えており、一切驕ることが無く、日々鍛錬と学習を己自身に課している。

他者との触れ合いに於いても、上記するよう重んじている部分こそ多いが、ただ単にそれを押し付けるだけでなく、相手の状況や性格、場の雰囲気や流れ次第では許容や譲歩も柔軟に行う寛容さも持ち合わせる。

博識かつ聡明な部分ばかり見られるが、一方で父親譲りの不屈の精神を持ち、
失敗や挫折を必要以上のマイナスに捉えず、素直に受け入れた上で真摯に改善に勤める前向きな姿勢を崩さない。
また、一度決めたことは全力で完遂し、その過程にある苦難にも折れない決断力の高さも持つ。

一方、異性に対する特別な感情というものに酷く疎く、今迄一度たりとも異性に恋愛感情を抱いた事が無い。
そもそも「恋愛感情」自体を持ち合わせておらず、たしなみとしての女性への気遣いこそ心得ているが、単純な異性としての接し方は全く心得ていないそれ故恋愛相談の類は苦手で、単純な人付き合いとしての目線からの返答しか出来ない事を悩んでいる。
色気沙汰にも興味関心が無く、仮に女性の裸と直面したとしてもさほど顔色を変えず、比較的平常に対処する。
一応それを「理解」しようと努力することはあるが、的外れ感が拭えない事もまた自覚している。

幼少時から料理が得意で、王宮の料理長すら感服させる程。
食への拘りや食事のマナーについても大きく重んじている。
基本的に濃い目の味付けが得意であるが、匙加減も心得ている。スイーツの類にも精通している。
酒場では酒類よりも彼の手料理の方が人気が高い。 

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□装備

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【ロングコート】
普段着ているコート。
元々は先代皇帝時代から王宮に仕え、彼に武術をもたらした老いた恩師が着ていた一着である。
本来なら恩師の子息が代々受け継ぐのだが、彼の世代で子宝に恵まれず、彼の訓えを受けたカトリックの前向きな心意気に打たれ、
主従の忠誠を超えた絆と共にカトリックに託され、旅立ちの日に袖を通して以来大切に愛用している。
日頃の手入れも欠かさない。

非常に頑強な布質であり、特殊金属の粒子や糸を編みこんでいる為、長年多くの人間に着込まれていたにも関わらずこれといった衰えも見せない。防御力も見た目以上に高い。
また、ところどころに使われている純金の装飾や胸元の刺繍がそれとなく主張する。

【ポセイドンの涙】
純金製の縁に自国周辺の海底で採れる宝石を丁寧に磨き上げ、水の術式の加護を受けたネックレス。
国宝に指定されており、その生成法は皇帝にも知らされていない。
また、材料となる宝石自体の所在も明かされておらず、選任された者以外の採掘を硬く禁じられている。
宝石としての価値が高いのは勿論、半永久的に固定された魔法力が周囲の高熱に反応して使用者に清涼を与える。 

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□戦闘

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生まれついて頑強な肉体を持っており、幼少の頃から病とも殆ど無縁であった。
もみ合いの際戦闘用のダガーで刺されても長い間平然と振る舞い、常人ならば死に至る生命力を毎晩サキュバスに捧げても、翌朝には立ち上がる強靭な生命力も持ち合わせている。
彼の親族にこれらの特異を持った者は確認されておらず、彼特有の体質である。

＜格闘＞
王宮にて、王家に近しい家系の武人から格闘術を中心に鍛錬を受けており、本人の適正や腕力の高さもあって結構な力量を誇る。
少なくとも、チンピラ風情やその辺の魔物程度なら難なくあしらう程度の実力はある。
だが、本人は達人を目指している訳ではなく、鍛錬こそ欠かさなかったがあくまで名目は護身術の範囲内であり、その道を極めた者からするとまだ未熟や粗が多く残る。

＜その他＞
鍛錬の過程で剣や弓術、乗馬も嗜んではいるが実戦で役立つ程かと言われると疑問が残る。

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カトリック・ルナの逢瀬録

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・表情集
・全身
参考画：稲葉せいこ様
表情集：うえさきタケ様
全身：くろば・Ｕ様

□基本

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遥か東方の大陸の樹海にある妖狐の一族【蒼天】の次期族長の九尾の狐。
里の狐を纏め、更なる繁栄を築く為の知識、経験を積む為に西の大陸での流浪を命じられ、西の大陸に渡る。現在10年目。様々な苦難と困難、大切な思い出と一緒に、今日も元気に西の世界をゆく。

友人の影響で、自身の立場は「旅人」ではなく「流浪人」と名乗っている。

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□現在進行

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無二の親友との再会、剣の稽古、歪んだ愛に狂った幼馴染との対峙と和解…そして友との別れを経て、
再びアテのない「流浪人」として各地を旅する。　
大切な思い出と確かな絆、そして自分の力を引き出しきれない大きな課題を道連れに。

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□身体データ

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種族　九尾の狐
性別　男
年齢　人間換算：14歳
　　　　実年齢：110歳
身長　164cm
体重　63kg

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□外見

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小さな星を象ったイヤリング（後述）
透き通る水色の瞳にやや中性的な顔立ち
薄めの素材で作られた黒い和服に薄い灰色の袴。裸足に下駄。
肩迄伸びる薄い茶髪に狐の耳
背から九つの尾が見える。
腰に一振りの刀。

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□性格

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一見おっとりと温厚な雰囲気だが、実際そうではあまりない。
外見の雰囲気に対して口調や物腰は割と気安くざっくばらん。時折辛辣な物言いになる事があるが、本人の自覚は薄い。
年齢（彼の種族として）相応に多感な時期でもあり、受けた刺激そのままに表情で示す姿は、その最もといった処。
感情が昂ぶると声を大にするなど容易に態度に現れ、感情表現もきわめて豊か。

他人との交流を何よりも好み、出会いを求めて今日も東西奔走している。
その一方、特定の人物と間柄を深める事があまり無く、本人もある程度以上親密な間柄になる事に対し必要以上に構えているきらいが見受けられる。他人に対し気遣いや謙虚さを押し出す傾向があるが、それもこの「構え」ゆえ。
しかし、それを乗り越え親密になると自ら相手をからかったり毒のある言い回しが増えたりと遠慮が無くなるが、これは強い信頼を以って打ち解けている証である。
…それほどの絆を結んだ相手は極めて少ないが。

先入観などを廃した純粋な目線を持ち、
相手の種族や身分、年齢などは気にせず、事情が無ければ相手によって態度を変える事はあまりしない。
逆に先入観を持って相手と接する事が苦手で、幼い子供相手でも普段と変わらない物言いをする事も多々。
それ故、幼子とは会話などが噛み合わず、あまり好かれない傾向にある。

愚直なほどに真っ直ぐかつ純情で、気の利いた軽口や冗談の類に鈍いコトがあり、そういう話題になると空回りしてしまいがち。
世間を渡っている割に世渡り下手で不器用。
本人は割と気にしているようで、会話の中で軽口や所謂ジョークの研究も欠かさない。

異性に対しては年齢相応に敏感ながら相当な初心。
何かの拍子で「異性」を意識するや否やたじろいでしまい、言葉が上手く出なくなったり思ったとおりの行動が取れなくなってしまう事が多々ある。
『性』が殊更強く強調されている事象に対しては尚更である。
また、友人により不要なまでの「知識」を吹き込まれた事で殊更敏感になっており、苦慮する場面もしばしば。

自分より相手を気遣う心優しい性であり、時に自分の身や立場を顧みず相手に尽くす事がある。
反面、相手を叱咤したり厳しく接する事が苦手でつい甘くなってしまいがちな所があったが、
旅の中で真に相手の為になるならそれらの躊躇を押し殺し、厳しく律する事が出来るようになった。
特に、「自身の危険な能力を使いこなせず暴走させてしまう人物」には下記する経験もあってか顕著で、相手の心構え次第でひときわ厳しい物言いや辛辣な態度を貫く。

１つの失敗や悪い事を長々と抱えてしまう所もあり、後悔するだけで次に中々活かせない事も多い。
最近はある程度割り切りを覚えたが、それでも自分の所為で悪い事が起きたら無意識に１人で抱えがち。

かつては底抜けの臆病で、争い事は勿論相手との対立や衝突を恐れ、いざとなると逃げ腰になり弱音を露にする脆弱な性分だったが
ある異世界での経験でそれらに立ち向かう勇気を咲かせ、命を賭けた戦いや相手との衝突にも毅然と向き向かう度量を手に入れた。
異世界から戻った後は

「己を待ち受ける全ての出来事に、自分自身の意思と決断で立ち向かえる男になる」

事を目的に、今日も心身を磨いている。

だが、↑での短所に共通して、他人の協力を仰ぐ事を「甘え」と認識してしまう事があり、特に重い事態だと相手との連携に躊躇することも。
今迄散々他人に甘え、迷惑をかけて生きてきた事への罪悪感や忌避が原因。

尻尾や耳に触られることはあまり好まず、申し出を受けたら一応触らせはするが、渋々な態度は隠し切れない。
特に子供相手だと顕著。悪気が無くても力加減の無さで幾度も痛い目に遭ってきた為。
少しでも乱暴に扱った（と判断した）者には一切触らせない。

料理や裁縫をはじめとした家事全般を何より好み、同時に大の得意としている。
故郷の里に居る時も、武道の鍛錬よりもそれらの方に精力的に取り組んでいた程。
特に他人に振舞う料理については、自分の手料理で１人でも笑顔になってくれれば、という真心を誠心誠意込めて手がける。
友人曰く「男のクセにまったりお袋の味」　

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□装備

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【神閃光・真打（シセンコウ・シンウチ）】
現代族長の妖気を刀身に染み込ませ、一族の刀匠が魂をも削る全霊を込めて鍛え上げた妖刀。
次期族長となる九尾の狐に「影打」として与えられ、外界での経験を経てその狐だけの「真打」に昇華させる事が、次期族長の座に就く絶対の条件となっている。

「影打」は一見普通の刀で、金属としての強度も並程度であるが、族長の血を色濃く引く九尾の狐が手にすると刀身に秘められた族長の妖気が一気に持ち主に流れ込み、持ち主の意識を奪い妖気の操り人形とするべく蝕む。これを乗り越え刀身の妖気を持ち主の妖気に塗り替え、自分だけの一振りにする事が、次期族長足りうる力の持ち主である事を証明する何よりの手段となる。
鞘には刀身のそれと相反する強大な封印の呪術が施されており、納刀している状態では触れても妖気の影響にあてられないようになっており、抜刀し刃を振るう時に妖気に肉体と精神を蝕まれるように出来ている。

彼は一族の中でもとりわけ気弱だった為妖気にあてられやすく、抜刀するたびに抗えず妖気に意識を奪われ身体を操られ、度々凶刃を振るわされてきた。
しかも残忍な気質な妖気の戯れで意識を潜在下に縛られ、凶刃を振るう姿を見せ付けられていた為なお更抜刀への恐怖心が強まり、余計に妖気につけ込まれていた。
遂には、「ラグダエル」の村の住民を殆ど皆殺しにした上で滅ぼしてしまい、一部始終に決着をつけた今でも彼の心に深い傷跡と戒めを残している。

しかし、異世界での経験の中、遂に勇気を振り絞って父の妖気に打ち勝ち、彼だけの山吹色の一振り「真打」に昇華させる事に成功した。

陽光の如く金色…とも山吹色ともとれる輝きに満ちた刀身に、同じく煌く星々と鏡面の如く輝く鞘が目を引く。
彼本人の心境を強度や威力に強く反映させるという、今迄の「真打」には無い特性を持ち、闘争心や刃を以って何かを成し遂げんという想いが強ければ強い程より強靭な、そしてより強力な一閃となる。

【天女の衣】
流浪の中巡り会った男が彼に実質1年の修行を課し、見事成し遂げたのを賞して与えた一着。
彼の為に遥々異世界まで訪れ、そこの道具屋で扱われていたものを大枚はたいて購入、更に異世界に住まう神格の一柱の力を貰い受け、桃色だった生地を彼の新たな風格に合わせた黒一色に丁寧に染め直した、まさに渾身の一着。

生地は薄いながらも見た目以上の防御力と耐性、そして自己再生力を持ち、野外での激しい活動の中でも全く痛みを見せない。

それ以上に突筆するべきは布地に秘められた神格の力。

この衣に備わる特性をより強力なものにしているのと同時に、彼の「気」に作用し、正（熱）・負（冷）の方向に練成する力を持っており、彼の戦闘手段の向上に大きく貢献している。

【星のイヤリング】

親友に剣術を教えている最中、せめてもの礼代わりにと貰った星の形をしたイヤリング

町の雑貨屋等で安価で入手出来る代物で、特にこれといった特殊な効果は無い。

強いて言えば昼間の陽光を吸収し、周囲が暗くなると仄かに光る程度。

だが、彼にとっては親友からの贈り物という事で大切に扱っており、常に耳に付けている。

本来は両耳に付けていたが、幼馴染の少女の旅立ちを見送る際に彼女への戒めとして片耳分を「貸して」おり、現在は片耳にしか付けていない

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□戦闘・体質

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基本的に争い事は可能な限り避けるようにしており、万一襲われた際も可能な限り受身を貫き撤退を最優先にする。

しかし回避が不可能な場合、闘わねばならないと決意した際は打って変わり、毅然と戦いを挑む。

妖狐の中でも特に力のある九尾なだけあって肉体能力は非常に高く、打たれ強い頑強な肉体と溢れんばかりの生命力、常人を遥かに越えた超常的な勘の鋭さと反応速度を誇る。
唯でさえ高いそれらは、闘志を高めれば高める程磨かれ、より強力なものへ昇華してゆく。

一方的に襲われている場合、回避や撤退を考えている時は上記の刀の性質故刀は抜かず、体術や「気」に頼る。戦うつもりが無い状態で刀を抜いた所で強度的に使い物にならないし、仮に他の武具だったとしても結果はさほど変わらないからである。

自ら戦う決意を固めた際は躊躇なく刀を抜き、剣術と体術、体内を巡る「気」、今迄の経験を活かして振るう。
剣術は言うに及ばず、武器に頼らぬ徒手空拳に関しても、度重なる修行と強敵との拮抗を経て並ならぬ技量を誇る。

また、幼い頃から妖気を操る適正が一族の中でも圧倒的に鈍かった上、異世界の出来事で完全に妖気を失った為、
変化や幻惑…などといった妖術は一切使えない。

＜始祖の本懐＞

とある異世界での戦いの中勇気に目醒め、父の妖気に打ち勝つと同時に彼の妖気が変質して生まれた新たな"気"。

それ故、彼は妖狐でありながら妖気を持たず、ある意味妖狐から逸脱した存在になったとも言える。

特定の属性を持たない闘気に近しい性質を持っており、陽光の如く山吹色が特徴。

彼の新たな実力として威を示すが、同時に彼の制御を逸脱した性質も持ち、一定以上"気"を高めると自らの身体を灼熱の火傷で痛めつけるようになった。
日々自らを極限まで痛めつけつつそれを乗り越えんと努力しているが、自らの意思で臨界を超えた事は一度として無い。

しかし、”臨界”を越えた事そのものはある。
狂気と化した幼馴染との激戦の中、親友が殺されんとする瞬間を目の当たりにし無我夢中の中”臨界”を越えた。
その戦闘力は、それまで彼を真っ向から圧倒していた幼馴染をただの拳の一撃で一時とはいえ沈めた…にとどまらず、全身から吹き荒れる”気”は超強力な衝撃波と化し、救う筈だった親友をも著しく痛めつける程甚大なものであった。

この一戦の後、親友に一部始終を語られる事で己の中に強大な何かが…乗り越えなければならない何かがまだ眠っている事を自覚し、今日も”臨界”を掴み、自在に操る術を手探る。

しかし、彼は…否、彼の父・現族長すら知らない。
彼は勇気と共に、あらゆる史上に大きく・深く名を刻むと言っても過言ではない程の存在…【蒼天】の発祥たる、世界規模の災厄を同時に生み出してしまった事を。
彼がその凄惨な本懐に直面し、立ち向かい、乗り越え、真なる勇気と全身全霊を勝ち取る日は、来るのであろうか…
それを識る者は、１人として無い。

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□関連記事 

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蒼天　暁の使用技
蒼天　暁の逢瀬録

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・全身
・夜の一時

参考イラスト：くろば・Ｕ様
全身（春～秋通学時）・夜の一時：榊伽仁様
 

□基本

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東京都のマンモス校中等部　情報工学科2年生。
児童施設で暮らしていたが現在はある制度の元、都内のボロアパート2階で１人暮らしをしている。

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□現在進行

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旅に出ています、さがさないでください。

※現在、ファンタジー世界に旅立っている為、基本的に現代での活動は行っておりません。
ただし、旅立つ直前の一ヶ月(秋の終わり頃)の期間内という設定でならロール可能ですので、
入用の方はコメント願います。
 

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□身体データ

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年齢　13歳 
性別　男
身長　163ｃｍ
体重　59ｋｇ

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□外見

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基本的な外見はこちらを参考

＜春～秋 通学・外出時 5月1日～10月31日＞
黒い半袖の上着の中に白いシャツ
使い古し感のある同色のズボン
肩下げ鞄

＜春～秋　私服　5月1日～10月31日＞

白いメーカーロゴ入りの半袖シャツ
灰色のぶかぶかな短パン
サンダル


＜冬全般 11月1日～4月30日＞

  
黒いロングコートの中にパーカー
明るいカーキのズボン

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□性格

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基本的な部分はこちらを参考。
住み慣れた地である日本は心安らぐものがあるのか、"あちら"で発揮せざるを得なかった辛辣な一面はなりを潜め、
ただの一中学生として趣味に勉学に家族に、そして想い人に生きる、これが彼の本来の姿である。

進路についてはまだ考えていないが、幼い頃からパソコンやゲームに強い関心があり、それについて専門的に学べるという事で玲蘭学院に入学。
授業態度(特に専門教科)は熱心で提出するべき課題は即急に提出し、クラスの平均点の低さに助けられている部分が大きいとはいえ、成績は所謂「上の下」あたりを保っている。立ち回り上、多くの教師たちからは一定の信頼を得ている。
コンピューター系列の資格を積極的に取得する等、自分の趣味を将来役立つ実力に昇華させるべく密かな鍛錬も積んでいる。

一方、バンカラなクラスの雰囲気に馴染めず、入学当初は珍しい金髪に日本人とはやや違う顔立ちでそこそこ注目されていたが、後述する趣味や性格の不合致から徐々にそれも無くなり、今では児童養護施設出というイメージもあって周囲からの目線は冷たい。
一時いじめのようなものも受けていたが、剣と魔法の世界から一旦戻って来た彼からすれば子犬の夜泣きの如く受け流し、時に容赦なく、それでいてそれとなく反撃に勤しんだ。
しかし一度、彼の施設の児童や職員をも貶した上級生含む男子生徒達と激しい揉み合いになり、それ以降は「触らぬ何とかにたたりなし」と、余計に距離を置かれている。
彼自身もその一件でクラスメイトの大半を内心嫌悪するようになり、必要時以外の接触は避けている。余計な荒波を立てない為でもあるが、少なくともクラスの中での声は抑えている。
よって、「同年代の同性の友達」というものに全く恵まれていない。強いて言えば小学校時代の友人と稀に逢うくらいである。
 
『パソコン部』の部長でもあるが、現在では活動実績もまともに無い、幽霊部員ばかりと悲惨な状況にある。
彼が部長になったのも単に残っていた部員が全員卒業してしまい、まともに活動しているのが彼だけという事で顧問から半ば強引に押し付けられた為である。
それでも月に一度の通信制作やホームページ更新、年に一度の部員勧誘会の資料作りといった部長としての責務は一応、こなしている。
基本的なOSやアプリケーションの操作は勿論、ある程度の分解作業も熟知しており、日常的な使用に於いて不自由はしない。
ゲーム制作への憧れの強さから、プログラミングも勉強中。


所謂「オタク」に分類される趣味を持つ。自称「サブカルチャーの正義の使徒」
ゲームに偏り気味。好きなジャンルはロールプレイングやアクション。ひとつの作品を徹底的にやりこむタイプ故、知っている作品は比較的少ない。
アニメもそれなりには嗜むが、基本的に表紙を見て満足する作品が多い。
嗜好はどちらかと言えば萌えより燃え。でもバランスが大事。
同人界隈にも入れ込んでおり、特に想い人が手がける大手同人ゲーム関連(いわゆる二次創作)を漁っている。
部屋の本棚には薄い本と極端に分厚い辞書らしき書籍がそれなりに並ぶ。年2回、盆休みと年末に開催される大規模イベントになると始発電車で遥々向かう希有なバイタリティを発揮する。

最近、オーディオ関連にもハマりだした。
好きな音楽がより良き音質になる事に感動を見出したときから、それは既に始まっていた。
どちらかと言えばイヤホンヘッドホンといった下流ではなく、音を出す上流(DAP)の方への興味が強い。

"あちら"の世界…即ち剣と魔法についてだが、此処にいる間ではあまり触れたがらない。
故郷にいる間はそういったものとは無縁な一中学生でありたいと願う故である。
だが、万一自分の生活…家族や想い人に邪悪な歯牙が及ぶようなら、その時は躊躇も容赦も捨て、全身全霊を以てこれを排除にかかるだろう。

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□装備

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【DAP】

デジタルオーディオプレーヤー。
命の次の次の次の次くらいに大事にしている宝物。通学・外出時は勿論、アパート暮らし故スピーカーが使えないので家の中でもお世話になっている。某国内音響メーカーのハイエンドプレーヤー。
定価：￥98.000(税抜)
　
明らかに中学生が持つ代物ではないが、"あちら"で手に入れた宝物や宝石をある特殊なルートで売却して得た小遣いで購入。
特殊加工がなされたアルミニウムの黒い筐体が、それとない高級感をかもし出す。

音響メーカーが手塩にかけて開発しただけあってスペックは折り紙つき。
単なる高音質プレーヤーに留まらず、あらゆるメディアを楽しめるマルチメディアプレーヤーとして開発されているようで、様々な面でハイスペック。
内臓メモリ128GBに加え、最大512GB迄のMicroSDカードスロットを２つ備え、大容量のハイレゾ音源や高画質動画なども余裕を以って保存可能。
4,8インチの独自開発の有機ELディスプレイによる豊かかつ自然な発色、フルHD画質による高精細な表現は下手なスマートフォンをも上回る。画面は新開発の10Hもの硬度を誇るドラゴントレイル製で、フィルム要らずと評判。

音質面でも某有名メーカーの最高級DACと高出力アンプを二基揃え、夫々の音響部品もその筋で評判なものを配備。
電源部及びアンプ部には高密度のコンデンサを配備することで容量を増大、余裕のある中低音の再生に貢献している。
能率の低いヘッドホンも単体で鳴らしきり、あらゆる音域を力強く、忠実に鳴らしきる。ノイズの類もほぼ皆無。
4.4mmのバランス接続時は更なる分離に優れた高音質と出力が得られる。
ラインアウト・デジタル出力、USB-DAC機能も搭載で、拡張性も高い。

UIもユーザー目線の決め細やかな構造となっており、ビジュアル面と柔軟な操作性を両立させている。
3GBのRAM、2.8GHzの6コア構成により、各種処理速度も非常に円滑。
3880mAhの大容量バッテリーの搭載で、MP3 128kbps形式の楽曲であれば32時間もの再生時間を誇る。
入力端子はUSB-TypeCとUSB3.1を導入。大電流による高速充電と大容量を扱うハイレゾDAPだからこその高速通信で
ユーザーの要望に応えている。

またバッテリーは1000回の充放電を繰り返しても容量の8割を保持する新開発のリチウムポリマー採用、USBやイヤホン端子、各種ハードボタンの設計を強固に見直し、長年の操作にも耐えられる堅牢なつくりも好評。

その分250グラムと重いが、ユーザーの意見を参考にしながら開発しただけあって、各レビューサイトでも軒並み高評価を誇る。
何よりこれだけのスペックで10万円を切る値段を実現したというのは、オーディオマニアにとっては非常に衝撃的な印象を与えた。

彼の場合、国内音響メーカーのハイエンドイヤホンをバランス接続する事で高音質を満喫。
好きなゲームやアニメのサウンドトラック、邦楽洋楽、数多のドラマCDをゴキゲンで楽しむ。
音楽のみならす、気に入ったアニメ作品なども全て詰め込み、この上無いマルチメディアプレーヤーとして、あらゆる余暇を過ごす。

信頼に足る人間にしか基本的には触らせず、学校内でも盗難防止の為いつも所持している。
体育の際もジャージに密かに耐衝撃加工を施した裏ポケットを作り、そこに収めている。

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□戦闘

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武器と外套は部屋に隠している。
魔法は問題なく使えるが、上記の理由から使用を強く戒めている。

万一襲撃された際は、今迄の戦いで培った肉弾戦や地の利を活かした機転で立ち回る。
常軌を逸した実力・価値観を持つ強敵と真っ向から渡り合ってきた為、その辺の不良に絡まれた程度では微塵も動じない。

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□関連記事

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ジュリンノ
鈴木樹林乃の逢瀬録

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参考イラスト：yasha様

□基本
かつて、とある東方の帝の老いた大臣夫妻の間に生まれた一子。
年老いて授かった愛娘という事で、元々浮世離れしていた夫妻は異常なまでに溺愛し、一子はまともな人付き合いも知らないまま14の誕生日を迎える。
我侭などという域を越え、帝の首位の娘という立場にあることを良い事に数多の無理難題を吹っ掛け、叶えられぬ者にはあらゆる制裁を与える邪知暴虐を尽くす。
ある日、外出中に１人の農民の青年に助けられた事を切欠に一目惚れ、幼馴染の許婚が居た事を知るも上級貴族の権力を以って強引に引き離し、周囲の反対を黙殺した上で婿にする。
しかし、愛する娘と引き離された事、その娘は密かに殺められたと知った事、単なる百姓が帝の屋敷に屯している事に対する周囲からの軋轢に農民は精神を病み、ある日の晩大臣夫婦を殺害、命乞いと歪んだ愛を以ってすがる彼女をも殺め、屋敷に火を放った上で自害。

亡霊と化した彼女は、東方の遥か奥地にあると言われる禁忌の域…通称「神格の霊窟」に辿り着き、およそ100年にも渡る神格や幻獣達との触れ合いの末とある一柱から「禁忌の残滓」と称した一粒の粉を託され、生前の肉体と強大な神格の力を会得、「神格の娘」として再び外界に放たれる。
その中である妖狐一族の幼き九尾の狐と出会い、かつての農民と同じように溺愛、彼からの依存を受け止め続ける。
しかし、時が流れて彼が流浪の旅に出た事を知り、遥々西の大陸まで追いかける。
精神的に大きく成長し、自身に依存するのではなく１人の友として接したいと嘆願する少年、そんな少年の親友の反抗に脆い精神を歪ませ、
「禁忌の力」を暴走させて２人と対決。しかし激戦の末、支えあう彼等が織り成す絆、それが生みだした必殺の一撃と最後の悪足掻きを受けて敗北。

どんなに追い求めても得られなかった「信頼」を突きつけられ、見下していた人間の少年に目を焼かれ、命からがら東方の地に逃げ出し霊窟にすがるも呆気なく見棄てられ、二度目の死の恐怖に怯えていたところを、
とある「通りすがりの巫女」に救われ、今迄の怠惰しきった生き様と犯した罪を心から悔い、真の意味で少年と絆を結び、成長する為
再び等身大の人間「楚歌」としての生涯を歩むことになる。

そして最後の神格の力で、再び旅立とうとする狐の少年の前に姿を現し、その決意を告げて再び成長して巡り会うことを約束する。

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□現在進行

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狐の少年と別れ、近くの町の食堂にて住み込みの雑用として働いている。
しかし、元々社会経験はおろか、まともな人間付き合いすら出来なかった彼女は失敗ばかりを繰り返し、不用意な発言や態度で人間関係が悪化してしまっている。
普通ならとっくにクビになっている所だが、唯一彼女を理解しており、食堂でもかなり重用されている先輩のとりなしもあって何とか働けているが、それも何時まで続くか分からない。
自身の不甲斐なさや成長できない憤りに日々悩み苦しみながら、今日も厨房に立つ。

元々は神格の名を象って「意雫　八面楚歌」と名乗っていたが、
今は人間としての本名「楚歌」として生きている。

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□身体データ

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読み　ソカ
種族　人間
年齢　１５歳(実年齢700歳以上。これからは人間と同じく年をとり、老いてゆく)
性別　女
身長　１６５ｃｍ
体重　５８ｋｇ

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□外見

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肩にかかる迄の白髪
太い眉毛（殿上眉）に黄色の瞳。やや鋭い。
所々傷んだ純白と黒で染め上がった十二単
純白の長足袋に漆黒の草履
片耳に星の形をしたイヤリング

かつては多くの装飾品を身につけていたが、殆どを当分の路銀に換金している。
普段は見えないが、服を脱ぐと所々に刀傷が見え、心臓には何かで刺されたような跡が醜く滲んでいる。

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□性格

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 元々物事を極端に捉えやすい性格ではあったが、浮世離れした帝の夫婦の溺愛を受けて育った為まともな人格形成がなされておらず、我慢や辛抱、譲歩といったものを全く知らない。
周囲は自身の願いを何でも聞き入れる両親や家臣、跪く下々、もしくは惚れた農民のように依存するばかりで、対等な人付き合いというものとは無縁に育った。
死後も神格の強大な力と膨大な知識こそ得たが、対等な人付き合いを知らないのは変わらず、それどころか強大な実力を驕って周囲を見下す一面がより加速しており、僅かでも自身に歯向かう者があれば残虐に殺め、ひとたび惚れれば如何なる手を使ってでも我が物にせんという、狂気の沙汰とも言える感情を露にする。

しかし、上記の一件で成長を誓ってからは他人と対等に接し、絆を作っていこうと奮闘はするようになる。
だが今迄の生涯の中で凝り固まった性分や幼稚な精神はそう短期間で改善できるものではなく、知らずのうちに失言や他人を見下した態度をとる事があり、それでなくとも会話の接点が所々おかしいなど、基本的なコミュニケーションからして満足に行えないことも多い。
如何に今までの人間関係が異常だったのかが窺える。

同時に、その幼い精神故言い訳や責任転嫁、ほぼ形だけの自己憐憫に走って余計に問題をこじらせたり他人の心証を損ねる事も多々。
そして周囲から受け入れられない苦境故より他人に依存しやすくなっており、多少優しくされると(特に異性)それにすがりつきたがる。
それでも幼馴染の少年との約束を最後の支えに、心を痛め日々涙しながらも日々仕事場に向かい、庶民生活を送っている。

霊窟での鍛錬生活で得た知識は所々で役立っているようで、時折だがそれが重宝される事も。

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□戦闘 ・体質

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かつては託された一粒の「禁忌の力」で、世界規模の脅威となりうる程に圧倒的な実力を誇っていたが、
現在はそれら全てを失い、普通の町娘そのものと化している。
強いて言うなら、心臓は潰された為代替となる特殊な宝石で機能を補っており、心臓の病といったものとは無縁なくらいである。

それ故、今では戦闘どころか同性相手のもみ合いすら満足に出来ない有様。
精神面でも脆弱きわまりなく、争い事になれば立ちすくんでしまうであろう程虚弱。
一応短刀は忍ばせているが、素人相手でも満足に戦えない。

以前の戦いで両目を傷つけられ、外傷は一応治ってはいるが視力までは完治はしておらず、
時折視力を一時的に失う事がある。精神が不安定な時は顕著。

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